kurochan@PAD
◆相変わらず、というよりますますハードな毎日だけど、今週は日本史の授業以外にしゃべる機会が大変多かった。火曜日、県外教合同会議の研修で「ヘイトクライムの現状」と題してプレゼン。水曜日、人権ホームルームで水平社創立のビデオをみせて少し解説。木曜日、4クラスすべてで阪神淡路大震災時に救援活動をしていたときのことをプレゼンで熱弁。放課後は、来週の人権ホームルームの展開について学年研修で提案。金曜日、三重県立水産高校で「インターネットと人権」と題してプレゼン講演。◆その中でふと思ったのが、水平社宣言の「人間を労(いたわ)る」のではなく、「人間を尊敬する」という精神が、被災地での救援活動でも大切なポイントだったということ。個人Webサイトにも書いた、被災者にもらった菓子パンを、あえて美味しくいただいたという話は、「労る」という残酷さに気づいた話だったのだ。◆三重県立水産高校での生徒のみなさんは、ホントによく聞いてくれました。最初はまだ暖かだった体育館も、少しずつ冷えてきたけど、最後まで前を向いて聞いてくれましたね。ありがとう。I 先生も大変お世話になりました。◆映画『ジャッジ!』を妻と観た。ダサくて、愚直だからこそ、人に原点を気づかせる。そんな愚直で楽しい映画。ただし、ゲイの描き方は、ステレオタイプ。小説『永遠のゼロ』を読むと、確かに「構成」のプロだと感じるし、文章も読みやすい。それでも、戦争美化の歴史歪曲確信犯ともいえる作者にすり込まれてなるものかと思う。さすが宮崎駿さんの百田批判はヒコーキ好きだっただけにズバリだね。
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