2014年3月2日日曜日

2708、ある精肉店のはなし

◆映画『ある精肉店のはなし』の上映会が近場であり、纐纈(はなぶさ)あや監督の講演、映画に登場する北出昭さんの和太鼓演奏もあって、今日の午後は大変貴重な学びの場となった。祝島にしても屠場にしても、「限られた情報で固定化されたイメージ」ではなく、頭での理解では得られない現地での出会いから得られるものを伝えたいという監督の話にも大変納得。約20年前、ムラの小さな屠場や近代的な食肉加工工場を訪れ、現場で感じ考えたことと合わせ、平場から発言させていただいた。この映画もお薦めだし 、纐纈監督の今後の作品にも大いに期待する。◆先日、映画「SAYAMAみえない手錠をはずすまで」を観る機会もあった。長年狭山闘争に取り組んできた人には不満を持つ人もいるようだが、石川夫妻や兄夫妻の素顔を描き、未解決の冤罪事件というタッチながら、実は被差別の厳しさや願いが写し込まれている。◆在日外国人生徒交流会「El  festival」、大雪で立ち往生、ソチ五輪のドラマ、東大寺学園中高職員研修、特色選抜入試・帰国生等特例措置、なら国際こどもフォーラム、そして勤務校の卒業式。もちろん授業や学年末テスト、会議やそのための資料作り、様々な集会への出席など、午前様が続くますます多忙な毎日。空いた時間は、新聞スキャンや読書に励んでいる。◆でもね、でもね。退職までの10年間にやりとげたい仕事、退職後を見通した研究・実践の積み重ね、家族の近未来設計を見失いたくないんだよね。

0 件のコメント:

コメントを投稿