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◆今朝、長男がぼそっと言ってきた。「僕、戦争いかんなんの?」。集団的自衛権行使容認と徴兵制はそのままイコールではないが、身に降りかかるきな臭さを13歳は感じ取っている。都議会ヤジにも怒りを持ったようだが、政治家のウソに子どももうんざりとしているのだ。そんな子どもたちも父の日にはそれぞれプレゼントを用意してくれていた。大人が用意すべきプレゼントは、子どもたちの未来なんだよ。◆天理柳本飛行場跡の説明板を設置者である天理市・天理市教育委員会が撤去した問題がマスコミでも取り上げられた。強制連行や慰安婦の歴史的事実と真摯に向き合い学んできた人々を裏切る行為に頭にきている。僕も、関係者の声を直接聞いてきたし、地元からも、慰安所の存在などを証言する声が届いている。過ちから学ぶことが次世代の未来を築くのだ。◆県教委とも別件で交渉を重ねている。子どもの未来を奪うものとの闘いは譲るわけにはいかない。◆「嫌韓・反中」などの罪深い書籍が売れ筋となり、外国人排斥や歴史歪曲がの悪意が街中にも公共電波にも増えている。学校も例外ではない。個別の政治議論はいいとしても、漠然とした異民族排外・中傷が教員の口から出るとき、職員室や教室でそれを聞いた外国人生徒の恐怖、そして日本人生徒が身につけかねない偏見が心配でたまらない。「特定生徒を個別攻撃」していなくても許されることではないのだ。サッカーワールドカップでも、諸外国の人々を尊敬する気持ちがどれだけ子どもたちに育まれたのか、疑問も感じている。◆県外教在日外国人生徒交流会、なら国際こどもフォーラムに多数の参加者があり、それぞれ楽しい日を過ごした。在日外国人の自分が受け入れられる場所、たくさんの仲間とともに過ごす時間が子どもたちや保護者の生きる力につながっているのだ。◆6月は、講演が3本あったが、7~8月も県内外でたくさんの講演を依頼されている。ネット関連、在日外国人教育関連だが、来週以降はセミナー、学習会、研究集会などの事業も目白押しだ。今年も暑くて超多忙な夏になりそうだが、子でもたちの未来に少しでも資することができればと、奮闘しよう。◆遅ればせながら自宅に加え、職場・事務局でも無線LAN設定が整い、テザリング環境もあるので、実に快適なネット仕事環境が手に入った。視力と復位を気にしつつがんばるぞ。
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