kurochan@PAD
◆国際的に活躍しているピアニストのチェソンエさんをお招きし、やまと郡山城ホールで奈良県外国人教育研究会の第45回学習会を、トーク&ピアノコンサートとして開催した。「多文化共生をすすめる外国人青年の会」からのアピールに続いてチェさんが登場。ステージ中央のグランドピアノの傍らで2時間弱のお話をされ、合間にショパンの華麗で力強い曲の数々を織り混ぜていただいた。民族名の話、指紋押捺の話、部落出身の友人からの相談と歪みを断ち切る闘いへの目覚めの話、押捺拒否と再入国不許可の裁判の話、アメリカ留学と亡命音楽家らとの出会いの話、そして、ショパンの苦悩や怒りの話を時代背景やショパンの手紙や日記を通して、静かに、具体的に、情熱を込めて語っていただいたし、クラシックピアノの最高峰ともいえるショパンの調べもあって、ピアノを少しばかりかじってきたkurochanにとっては、本当に感動の時間だった。楽屋でも穏やかで、丁寧に接してくださり、いやあ、大ファンになりました。戦後の在日コリアンの人権獲得のシンボル的存在であったアボジ(父親)の崔昌華(チェチャンファ) さんと娘のチェソンエさんについては、岩波ブックレット『「自分の国」を問い続けて』『父とショパン』をぜひ読んでほしい。ロビーには、これまた夜間中学増設運動のシンボル的存在のタカノマサオ(高野雅夫)さんが、橋下市政に圧迫されている大阪の夜間中学を支援するために本の販売に来られ、最後は、著書にサインをされるチェさんとのコラボ。大感激の一日が終わりました。ありがとうございました。
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