2013年8月24日土曜日

2679、風流夢譚

kurochan@PAD
 ◆電子書籍版『風流夢譚』が出たと新聞で読んだので、早速購入し、今しがた読んだ。殺人事件にまで至った作品だが、安保闘争や「ミッチーブーム」等の時代背景を踏まえて、これ程痛烈な揶揄諧謔は、何に向けられたものだろうかと深読みしたくなる。皇族なのか、大衆の暴力性なのか、市民革命とは言えない戦後日本の変容に対してなのか。末尾の、「『志木電子書籍』誕生の言葉」に「人間に光あれ」と出てきたのにも驚いた。

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