2014年12月16日火曜日

2727、 ネトウヨと多文化共生

kurochan@PC、2014-12-15
■「ネットDE真実」?
数年前から、「インターネットで、学校では教えられない世の中の真実を知った」と友達に自慢したり、作文を書いたりする生徒が見受けられるようになってきています。中高生よりも時間的に余裕のある大学生などの若者たちの方が、そうした「ネットDE真実」信者が多いようですし、もっと年長の世代でも、インターネットに浸ることが多い人の中に、こうした傾向の人が多々見受けられます。
もっとも、「アラブの春」に代表されるように、ツイッターなどで真実を告発し、圧政と闘って政治を大きく動かす力を発揮した例もありますが、一方で、「在日特権」や「被災地の外国人窃盗団」などというデタラメを真に受ける「ネットDE真実」信者が、「善意や正義」のつもりで「悪意と差別」を拡散する例も繰り返されています。これは、特に若い世代の保護者や教員にも少なからぬ影響を与えていると思われます。近隣諸国への口汚い罵倒は電子掲示板やSNSにあふれかえり、そのまま新刊本タイトルや雑誌や一部夕刊紙のコピーとなって、書店や通勤・通学列車の吊り広告として子どもたちを苦しめ、歪んだ意識を植え付け続けています。まるで開戦に向けた悪夢の世論誘導のようです。
ネット上で飛び交うデタラメの「在日特権」とは何か?在日朝鮮人は「無税」「公共料金無料」「NHK受信料無料」「国民年金保険料免除」「生活保護優遇で働かなくても年600万円もらえる」なとどいうとんでもない嘘が数々あり、特別永住資格や通名使用についての歴史的背景や差別の実情を無視する暴論もあります。YouTube動画テロップの意図的改ざんで「韓国有名芸能人の暴言」を捏造するものが拡散したり、「被災地で外国人が殺人・強姦をしている」などという混乱と不信を深めるツイートが繰り返しリツイートされるなどの、外国人への憎悪をあおる極めて悪質なものも繰り返し現れています。その他マイノリティを侮蔑する悪質な嘘が多々あり、こうしたデタラメがいかに当事者を傷つけ、日本人の「共に生きる姿勢」をくじいているかにはお構いなしで、「熱心に」差別をあおる嘘をばらまき続ける人が存在します。こうした歪んだネット情報しか信じない人たちを「ネトウヨ(ネット右翼)」と呼ぶことがあり、従来の伝統右翼とは区別しています。最近では護憲発言を繰り返す天皇に対しても攻撃する動きをみせているのが「ネトウヨ」です。
■ヘイトクライム
そうした悪質なネットの闇からそのまま現実社会に飛び出してきたのが在特会の暴挙に代表されるヘイトクライムです。マイノリティに対する差別言辞(ヘイトスピーチ)・それに伴う暴力行使・撒き散らかされる歴史捏造やデマ・そのための結社は、全世界の多数の国々で罰せられますが、日本は人種差別禁止法がなく、人種差別撤廃条約を批准しているものの肝心の条項を留保しているため罰せられません。留保理由は「取り締まるべき差別実態がない、表現の自由に抵触する恐れがある」というものですが、差別実態はあり、表現の自由を守るためにこそ規制すべきです。ヘイトスピーチはマイノリティに沈黙を強いるものであり、マイノリティの表現の自由を守るためにはヘイトスピーチは規制すべきというのが世界の論調です。東京都国立市議会・愛知県名古屋市議会に続き、奈良県議会も2014年10月6日、「ヘイト・スピーチ(憎悪表現)に反対しその根絶のための法規制を求める意見書」を議決しています。
在特会は、「在日特権を許さない」と吹聴し、ネットを駆使して、差別と排外主義を撒き散らしています。関東大震災時の大量虐殺事件を再現させかねない朝鮮人・中国人への殺害煽動までが、街中で拡声器を使ってなされ、こうしたヘイトスピーチは在特会自らも、ネットで誇示して会員獲得をもくろみ、ニュース報道などでも全世界に知らされて世界の怒りを買う事態となり、国連諸機関からも再三にわたって取り締まりや法規制を求める勧告が出されるに至っています。
在特会による京都朝鮮第一初級学校への差別街宣事件(2009年12月~)は、刑事訴訟で有罪が確定し、民事訴訟でも人種差別であると最高裁が判断して、1200万円余の損害賠償命令や民族教育権侵害が確定しました(2014年12月)。奈良においても、水平社博物館前の差別街宣(2011年1月)の民事訴訟で差別と認定され150万円の損害賠償を奈良地裁が命じ(2012年6月)、確定しています。これらの裁判の意義は大変大きいのですが、実際の差別街宣はほぼ毎日の割合で頻発し、ネット上にその様子が動画や文章で大量に出まわっており、子どもたちや保護者なども容易にアクセスでき、ネット情報がゆえに拡散もまた容易となっています。
■人権ベースのネットリテラシー
さて、ここで必要になってくるのが、「人権ベースのネットリテラシー」です。ネット情報は「面白い」かどうかで判断するのではなく、「嘘か本当か、情報が流される目的は何か、誰かが傷つかないか」を見極める力が必要だということです。子どもたちが直面するネットいじめや様々なネット被害・加害対策にも通じるものであり、正しい判断力と表現力を育む必要があります。また差別やいじめに荷担しなくても人として大切にされる環境も大切です。そのために、部落差別とは何か、在日外国人差別とは何か、近隣諸国と日本の近現代史はどのようなものであったか、マイノリティー当事者の苦痛と願いはどのようなものかなど、個別の差別問題や、「ネットDE真実」の弊害をきちんと学ぶ必要があります。そして、その前提として、まず教員や保護者自身が、「ネットDE真実」の落とし穴にはまらず、自らの差別偏見をただしていく学びが必要であり、その姿勢そのものが子どもたちの学びとなるでしょう。

2014年12月3日水曜日

2726、ますます多忙だけどワクワク!

kurochan@スマホ
◆柳本飛行場跡フィールドワーク、勤務校の文化祭、サンウリムなら、具志アンデルソン飛雄馬さん講演会、大瀬中学職員研修、多文化共生フォーラム35周年記念集会、奈良マラソン全体打合会、松阪市ミニ人権大学、畝傍高校1年人権集会、大和高田市人教研究委員会拡大学習会、ちがうことこそすばらしい!子ども作文コンクール最終審査、Adobe Creative Cloud 講習会、など11月中旬以降も、授業や事務局仕事の合間に忙しく動き回る。明日からは期末考査で、週末は職場忘年会の幹事です。ビンゴプレゼン作るぞ!◆PaintshoProを毎日愛用し、14年前からDreamweaverを使ってきたが、12月から、PhotoshopやIlustrator、そしてDreamweaverなどの最新版を使えるようになり、解説本も取り寄せてヤル気満々。◆自宅内LANも分解修理で、なんとか直したが、その際ある程度整理した書斎から未読本が湯水のごとく現れ、一桁多かったかつてのボーナス明細も見つかってため息。

2014年11月7日金曜日

2725、忙しいけどワクワク!

kurochan@PC
◆新しいタブレットはスペックが大きくあがり仕事がはかどるし、新しいスマホも性能がぐっと良くなってこれまた便利、このところ愛用している解像度3200×1800のノートPCも仕事効率を格段に上げてくれているが、こうしてデジタル機器を使いこなしているようで、振り回されているようでなんかなぁ。。。◆勤務校の2学期中間テストが終わり、先週は球技大会、今週は生徒会役員選挙、来週は文化祭。そして、日本史の授業は幕末からいよいよ明治へ。今日も孝明の死と尊王の真相を話したりする。来週は出張と文化祭で僕の授業は月曜日しかないが、再来週には征韓論から江華島事件の話に進む。今年は授業用プレゼンをまったく作れずにいるのがなんかなぁ。。。◆県教委との話し合い、作文コンクールの一次審査会、県外教の会議などの一方、畝傍中学PTA・教職員研修や奈良北高校全校人権集会で講演。熱を入れていろいろと取り組んでいるつもりだけれど、ブラック企業並みの残業時間と睡眠不足の常態化で、もっといい質の仕事がしたいのになぁ。。。◆それでも家族で大阪とかに出かけたり、懐かしの喫茶店でランチ取ったり、ほんのちょっと家事したりしてるんだけど、子どもたちをもっと受けとめてあげなきゃなぁ。。。◆この間のお薦め図書は、『NOヘイト』『週刊金曜日2014⑩29 臨時増刊号 「従軍慰安婦」問題』。相変わらず、大量の本を持ち歩いて並行読みしているけれど、このところなかなか読み終わらないんだよなぁ。。。◆明日は、戦時中に建設された飛行場跡のフィールドワーク、来週は近現代史歴史教材作成会議、文化祭でトゥルン(フィリピンのバナナ春巻き)作って売って、週末は「サンウリムなら」。いろいろあって、相変わらず忙しいけどワクワク!

2014年10月20日月曜日

2724、スマホとタブレット

kurochan@PC
◆週末、スマホとタブレットを両方買い換えた。これまで、MEDIASとoptimusPADを使っていたのを、SUMSUNGのGALAXY S5 SC-04Fと、SONYのXPERIA SO-5F にかえた。すさまじく多種類のアプリを駆使しているし、Gメールアカウントだけでも11個あって、設定に莫大な時間がかかって眠い。それが2台だしね。PCも通常は4~5台は常時使っているので、クラウドがなかったらやってられない(汗)。で、前のスマホとタブレットも、docomo回線が使えなくなっただけなので、自宅などでのWiFiでネット接続ができるので、情報端末としては、ちゃんと使えるんだよね。◆10月に入り、卒業生の結婚式にビデオ出演、河合第一小学校PTA人権教育研修講師、教育連合奈良教育研究集会分科会報告もありました。原稿を執筆したり、結婚記念日もあったしね。中間テストも終わり、さあ2学期後半の授業は幕末から明治。「教えられていない」とよく批判される近現代史をしっかり教えるぞ!

2014年10月7日火曜日

2723、FBでの問いかけ

kurochan@PAD【14-10-6】
◆強制というのは「集められ方」ではなく、「不本意なことの強要」だと考えるべきではないですか?当時の刑法においても、現在の刑法においても、略取(力づくで連れ去ること)と誘拐(だまして連れ去ること)は同罰です。「連れ去り方」が問題ではありません。違うとすれば、略取(狭義の強制)の場合、傷害罪が併発しやすいということでしょうか。安倍・産経・読売が狭義の強制を主張しているのは、歴史的事実の犯罪性の本質を矮小化するものに他ならないと思います。また、朝日の誤報は、吉田証言に基づく暴力的強制事例と挺身隊という語句の用例だと思いますが、それは特に読売なんかも同様に相当記事化しています。産経や読売が誤報を訂正も謝罪もしない姿勢、政治家が歴史を矮小化する姿勢こそが、この国の国際的信用を落としているということを、国連諸機関も再三に渡って指摘・勧告してきたのではないですか?さらに、都合悪い書類はほとんど焼却されているようですが、それでも、「具体的証拠」は公文書も軍人の手記も多々発掘されているし、日本軍「慰安婦」当事者の証言は何よりの証拠ではないですか?「連行形態の強制性」や「証拠の公文書」にこだわるのは、歴史的事実の矮小化、つまりは責任逃れという、それこそ新たな罪だと考えます。また、当時の国際法はもとより、日本の刑法にも様々に違反する事案であったことも指摘しておきます。

2014年9月30日火曜日

2722、真剣でいこー!

◆土井たか子さんとソバ屋で遭遇したことがある。辻本清美さんと話し込んでおられたので、話する機会を逸したが、「頑固に護憲」の偉大な本物の政治家であったと思う。合掌。◆僕なんかは政治力も政治的センスもないし、こう見えて実は結構凹むし、フラフラなんだよな。授業や校務はもちろん、在日外国人の子どもたちの教育保障の実務、歴史認識を歪曲しようとするものとの具体的闘い、人権ベースのネットリテラシー教育に向けた研究・実践にも励んでいるつもりだが、行き詰まることも多々あって、最近少し秋の空。◆勤務校の学年人権集会でゲストに結婚差別の講演をしてもらったが、「本当の語り」が持つ力はやはり本物。斜に構える子も目は真剣だもんね。行き詰まっても、不器用でも、真剣な実践こそが人に力を与えるんだと信じよう。勤務校の体育大会では高校生が本気でグランドを駈けていたし、我が子の小学校運動会も雲一つない青空で、子どもたちの真剣な動き一つ一つに力をもらったもんね。面接練習も就職試験からAO入試に移りつつあるけど、将来を左右する面接だから生徒も真剣だ。デジタルワークが多いこの頃だけど、たとえ機械的なルーチンワークだって真剣な心で取り組むことで、秋の空もまぶしくなるというもの。◆さて、授業・事務局仕事・家庭生活は当然ながら、勤務校の外国人生徒と文化祭で作る食品バザーにも真剣に、我が子の運動会の夕方届いた家庭用シットアップベンチにも真剣に、関連するあらゆる読書にも真剣に取り組もう。おっと、今日締め切りの原稿が未完成だ!まずこれから!

2014年9月14日日曜日

2721、問題をすりかえるな!

kurochan@PC
◆前回「日々雑感2720」が8月8日、前々回「日々雑感2719」が7月6日だから、もう「月々雑感」になってしまってる。◆さて、この1カ月強をザッと振り返る。8月9・10日は全外教集会で広島。話聞いて議論して酒飲んで分科会司会した。聞くべき話、学ぶべき実践はたくさんあるのだ。◆10日深夜に帰宅して、すぐさま神戸港へ出向いて深夜フェリーで小豆島。泊まったホテルでお笑いコンビ「きゃべつ確認中」のショーがあり、応援はがきも随分書いたよ。◆高校入試帰国生徒等特例措置に関して、交渉・抗議・会議・資料作成に引き続き取り組み、「新渡日」外国人生徒と家族、中学校・高校、県外教、支援者・組合その他様々な立場の方々とともにがんばる。◆県外教研究集会では6回目の基調提案。教室・職員室での教員によるヘイト発言、近隣諸国への刷り込みイメージの打破などを力説。「中国の食材は危険」というイメージを持ちそれを子どもたちの前で口にするとき子どもがどれほど傷付くか、どれほど偏見を植え付けられるか大変心配なのだ。日本の有名ホテルのレストラン等で食材偽装が大量に発覚したが、「日本の飲食店の食材はウソばかり」と評されるのと同じことなのだ。◆広島土砂災害にかこつけた差別排外チラシやツイートがネットに氾濫したことに対しても、あちこちで問題提起したし、朝日バッシングにかこつけて日本軍「慰安婦」全否定や原発政策の責任棚上げが広がっている現状にも黙っていられないしね。「問題をすりかえるな」◆筒井小学校職員研修、高人教推進委員会夏期研修会、徳島県人教理事会研修、昭和小学校教職員研修でケータイ講演、北葛城郡人教課題別研修で多文化共生教育の講演。◆その他、いろんな団体や集会の会議もあって、「夏休み」も午前様が多かったなあ。やれやれ。◆といっても、義父母宅で宴会、墓掃除、ベランダのラチス交換日曜大工、妻と映画鑑賞や居酒屋発掘、地元自治会夏祭り、子どものビッグな極秘買い物で雷など、プライベートも盛りだくさん。◆高3担当なので、勤務校では就職面接の季節で、力入ってます。卒業生まで時々来るからね。◆あとは、ONE DRIVEの容量を有料で拡大したのと、すさまじく新聞スキャンをこなしていることかな。◆ところで、以前『包帯クラブ』読んで気になっていた天童荒太の「家族狩り」は予想通り話題のドラマとなりました。◆この間のお薦めは『サッカーと人種差別』『九月、東京の路上で』かな。

2014年8月8日金曜日

2720、この1カ月

kurochan@PC
▼相変わらず目まぐるしく仕事人間なのだが、前回の日々雑感からほぼ1カ月(これじゃ日々雑感じゃないね)。この間の主な出来事をざざっと書き出してみた。ホントはそれぞれに思うことをいっぱいかきたいんだけどね。▼勤務校校関連・・・・期末テストと採点、面接練習、人権作文指導、学年親睦会。▼県外教関連・・・・学習会の段取りと冊子作成・当日運営(メインゲストの大池中学校PTAおやじバンドも素晴らしかったです!)、研究集会の基調執筆(ほぼ1日で8500字をあらかた書きました)・打合せ会議・冊子原稿編集作成、帰国生徒等特例措置一時縮小問題に関わる3校連絡会議や関係者会議、日本語指導研修会(司会)、組合の在日委員会、高校現場との教育相談、平和解放教育講演会要員etc.。▼ネット関係・・・・伊勢まなび高校全校人権集会、橿原市教委人権教育講師団講師研修会、高知県教育センター教育セミナーは台風接近・水害で中止、ケータイ問題入門用語集2014作成公開、知人の娘がLINE乗っ取られたという話も。▼在日外国人と歴史関係・・・・茨木市立三島中学全校人権映画会解説は台風接近で中止、柳本飛行場跡説明板撤去問題では対策会議・古老からの聞き取り・市民集会の準備と運営。この聞き取りにあわせて防水カメラセットも買いました。▼プライベートでは、甥のお誕生日会で「アナと雪の女王」観ていろいろ考え、花火大会、妻の誕生日、2家族での十津川キャンプ、次男の小学生陸上記録会、三男の誕生日会なんかもありました。子どもたちと「人生ゲーム」も何度か。▼この間も、新聞スキャンは毎日コンスタントに100本前後はしてるはずだし、隙間時間は必ず読書、幾ばくかのの家事とペットの世話なんかもあったよね。ところで、金曜日は1000号まで行ったし、世界9月号は読み応えあるよ。▼明日・明後日は広島で全国在日外国人教育研究集会で僕は分科会の司会。その前にしとかなきゃならないことがいっぱいなんだぞ。どっひゃー。

2014年7月6日日曜日

2719、恋のおじさん

kurochan@PC
◆フリースタイル、フリーポジション。なんかちょいと古い言い方だな。つまり、ご自由な位置取りができる域に達したのである??? もっとあっさり、もっと洒脱に、恋の年頃??? えーい、正直申そう。我51歳になりにけり。教え子は17歳も多いが、その3倍だもんね。ジェシー高見山も驚く3倍、3倍。しっ、失礼。◆今週は勤務校の期末テストだけど、会議、打合せも多くて、出張もはしごはしごで、連日午前様の遅刻シンデレラおやじ←またまた、ごめんなさい。◆で、「狭山」と同い年おやじは、ついぞ御自由位置の恋の歳になったのだが、嬉しいじゃないか、妻も3人息子もそれぞれプレゼントを用意してくれて、まず行けない(行かない)高級焼き肉料理店の個室で、はいおめでとう!ときたもんだ。写真+crocs特別version。麦焼酎「百年の孤独」もますます美味しい、贅沢で幸せな宵の酔いだ。ありがとう!妻よ、息子たちよ。◆期末テストは明日までで、明日は採点の嵐。火曜は三重の高校でケータイ講演、水曜はテスト返しと帰国生徒等特例措置受け入れ3校連絡会議、木曜は大阪の中学で近現代史映画解説講話と勤務校の親睦会、金曜は組合の会議もある。その翌週の会議や主催事業の準備もあって、莫大な新聞資料収集と合間合間の読書と原稿執筆との並行で、相も変わらず秒刻みの濃密多忙な時間が過ぎていく。それでもしばらくは授業準備がしばらくお預けなので、読み切ってない資料・定期購読図書・次々届く書籍を読む日々にシーズンチェンジだ。◆とある市民団体のML管理人になり、意気込んでいるが、それはいいとして、ネット抜きに成り立たない日々の有り様と、家族とキャンプ行きたい、どっぷり紙の活字をたどりたいという願いとの葛藤に苦しい恋のおじさんなのでありました。今日もあんだけ飲んだのに、昨夜も午前4時に寝たのに、こうしてPCいじってるのでありました。

2014年7月1日火曜日

2718、子どもの未来を壊すな!

kurochan@PC
◆今朝、長男がぼそっと言ってきた。「僕、戦争いかんなんの?」。集団的自衛権行使容認と徴兵制はそのままイコールではないが、身に降りかかるきな臭さを13歳は感じ取っている。都議会ヤジにも怒りを持ったようだが、政治家のウソに子どももうんざりとしているのだ。そんな子どもたちも父の日にはそれぞれプレゼントを用意してくれていた。大人が用意すべきプレゼントは、子どもたちの未来なんだよ。◆天理柳本飛行場跡の説明板を設置者である天理市・天理市教育委員会が撤去した問題がマスコミでも取り上げられた。強制連行や慰安婦の歴史的事実と真摯に向き合い学んできた人々を裏切る行為に頭にきている。僕も、関係者の声を直接聞いてきたし、地元からも、慰安所の存在などを証言する声が届いている。過ちから学ぶことが次世代の未来を築くのだ。◆県教委とも別件で交渉を重ねている。子どもの未来を奪うものとの闘いは譲るわけにはいかない。◆「嫌韓・反中」などの罪深い書籍が売れ筋となり、外国人排斥や歴史歪曲がの悪意が街中にも公共電波にも増えている。学校も例外ではない。個別の政治議論はいいとしても、漠然とした異民族排外・中傷が教員の口から出るとき、職員室や教室でそれを聞いた外国人生徒の恐怖、そして日本人生徒が身につけかねない偏見が心配でたまらない。「特定生徒を個別攻撃」していなくても許されることではないのだ。サッカーワールドカップでも、諸外国の人々を尊敬する気持ちがどれだけ子どもたちに育まれたのか、疑問も感じている。◆県外教在日外国人生徒交流会、なら国際こどもフォーラムに多数の参加者があり、それぞれ楽しい日を過ごした。在日外国人の自分が受け入れられる場所、たくさんの仲間とともに過ごす時間が子どもたちや保護者の生きる力につながっているのだ。◆6月は、講演が3本あったが、7~8月も県内外でたくさんの講演を依頼されている。ネット関連、在日外国人教育関連だが、来週以降はセミナー、学習会、研究集会などの事業も目白押しだ。今年も暑くて超多忙な夏になりそうだが、子でもたちの未来に少しでも資することができればと、奮闘しよう。◆遅ればせながら自宅に加え、職場・事務局でも無線LAN設定が整い、テザリング環境もあるので、実に快適なネット仕事環境が手に入った。視力と復位を気にしつつがんばるぞ。

2014年6月8日日曜日

2717、閖上

kurochan@PAD
◆晩の飛行機まで、少し時間があり、雨の閖上を歩いている。元は素敵な浜だったのだろうけど、防潮堤に視界を阻まれ、荒い波と黒い砂、どんよりとした雲が、そのまま遠くまで続いている。ほんの少し内側に入ると、一面雑草が生い茂る宅地開発前の土地に見える。しかし、そこかしこに住居跡の基礎と雑草とシロツメクサ。 今はもう誰も住まない浜辺の町。路面の児童用「とまれ」の表示にかつて立ち止まった子どもたちよ、きみはどこへ行ってしまったのだ。

2716、移住連全国ワークショップ仙台

kurochan@PC
◆第10回移住労働者と連帯する全国ワークショップ・仙台が、この7~8日にあり参加。いつもながら、第一線の活動家や研究者が集まり、ホント濃密度。ざっと内容を紹介します。開会挨拶で丹羽弁護士から「人権の視点での移民政策」について提起があり、地元衆院議員の郡和子さんからも挨拶。特別報告「東日本大震災から3年~被災地の移住者はいま」では、佐々木アメリアさんから津波被災時の話と他文化協会の取り組み、李善姫さんから東北の移住女性の実態、佐藤信行さんから被災者支援の実際が報告された。分科会は、「外国につながる子どもたち」に参加。後半は「貧困」と合流で、報告は5本。「新しい在留管理制度と「家族滞在」の子どもたち」多文化共生センター東京、「外国籍高校生の進路指導のために-在留資格と進路」多文化共生教育ネットワークかながわ、「国勢調査にみる外国人生徒の進路支援」鍛冶致さん、「外国につながる子どもたちの進路支援~学齢超過の子どもたちの学びの場と進路・日本語教室CSNの活動を通して~」トルシーダ、「外国にルーツのある子どもたちの高校進学への道~東京都の入試状況 中学生及び学齢超過の子どもたち」多文化共生センター東京。晩の分科会は「ヘイトスピーチ」。「ヘイトスピーチ規制をめぐるこの間の動き」、「東京での「ヘイトスピーチ」活動の現況」、「大阪での「ヘイトスピーチ」活動の現況。佐藤さんや樋口さん、丹羽さんや中島さんをはじめ多数の参加者から続々発言。寝る部屋でももちろん議論。2日目全体会は、分科会から移民政策への提言・報告、協議「移住連の役割」、全体討議「移民政策の今後と私たちの課題」。記念写真撮ってまた来年です。

2014年6月7日土曜日

2715、ひさびさの仙台へ

kurochan@PAD
◆週末土日は、移住連の仙台ワークショップ。朝4時起きで、関空発peachに乗ります。基本的に遠出の出張でもスーツケースとかは持たないので、peachで十分なのだけど、奈良からだと空港バスが使えない発着時間なのが厳しい。この間、新たな在留管理制度の分科会に参加していたが、今日は教育分科会に参加しようかな。晩はヘイトクライム分科会に参加します。奈良県でも起こっている教育や歴史認識攻撃の最新課題も提起すべきかな。◆先週は奈良市人教総会での講演、今週は二階堂高校2年学年集会での講演。来週は某市校長研修、その翌週は某中学全校集会で講演。ケータイ・ネットの講演もかれこれ200回に達するが、毎回プレゼンは改訂している。それだけ新たな話題が続々と発生しているということだ。このところは、ヘイトクライム、LINEトラブル、不適切画像ツイート、ネット依存、リベンジポルノといったところ。依存の問題を掘り下げ社会性形成を探ることで、様々な課題が浮き彫りになるだろう。◆ウルトラブック Lenovo IdeaPad Yoga2PRO Office は 高解像度(3200×1800) 。薄型でディスプレイとキーボードが背中合わせまで広げられる。USBが2口で、有線LANもUSB経由だけど、出張には便利。Padかスマホをルーターにしてテザリングすれば、どこでも快適だ。

2014年5月24日土曜日

2714、米粒とサッカーボールと百足

kurochan@スマホ
◆米粒1粒から何粒の米粒が実るか?40年前、まだ小学生だった時に金魚用水槽に6粒まいて育て、秋に収穫した米粒をピンセットで数えたら913粒だったことは今もよく覚えている。1粒平均152粒になったのだが、どうやらこれは、江戸時代レベルらしい。今の米農家ならこれでは食べていけない。今は、品種にもよるが、1粒が10株ほどに分かれ、1株60〜100粒実るというから、1粒が600〜1000粒になる計算だ。茶碗1杯のご飯が約3000粒だから、3〜5粒の米粒が、秋には茶碗1杯のご飯となる。朝から次男と庭のバケツに植えた葉が出始めた米粒は21粒。江戸時代レベルで米が実ったとしたら、秋には茶碗1杯のご飯になる計算だ。◆午後は三男と近くの公園でサッカーのパス練習。一休みして毛虫を眺めていたら、脇からムカデが割り込んできてキャー!

2014年5月21日水曜日

2713、一学期前半

kurochan@スマホ
◆活動方針案約2万字をなんとか書き上げ、インフルエンザもようやく乗り越え、始まった一学期前半。校務としては、日本史Bに加え、「新渡日」生徒の現代社会「取り出し」授業、総合の時間も受け持ち、国際交流部のミーティングや人権ホームルームの指導案作成などにも取り組む。校外学習引率では、生徒と焼き魚をつつきました。一方、事務局仕事は膨大で、今年度最初の在日外国人生徒交流会を帝塚山学園で開催し、昨日は県外教総会も無事終了。活動方針案提案は冗長で自己嫌悪。記念講演が良かったので、救われました。この間、全国女性集会の分科会記録担当で、狭山事件の石川さんとも壇上で同席し、今度こそは再審開始をと意を強くする。醜悪なヘイト街宣のカウンターに飛び入り参加もしたが、カウンターの皆さんが、早くから観光客向けのビラを配ったり、クラブ帰りや修学旅行の中高生にレイシズムの罪について丁寧に説明している姿に脱帽。東大寺学園の高1人権講演会では、ネットと人権について話すが、反応いい生徒たちに感心。来週以降も講演が続くので、最新の話題を盛り込んだ資料とプレゼン作りも必要だ。 事務局や組合の会議も重ねてます。昨日から勤務校の中間考査で、今日は採点も始めなきゃ。

2014年4月11日金曜日

2712、かきくけこ

kurochan@PAD
 ◆さすがに異動はなく、事務局仕事も継続。分掌もそのままだが、学年が上がり、担当科目は、日本史B・現代社会(「取り出し」)・情報アシスト。今日から授業だが、雑談でチャイム。◆ほとんどは週末に書き下ろした活動方針案は約2万字。浦和レッズで始め、アンネの日記で締めくくる。多文化共生に関し書くべきことは多岐にわたる。一方、ネットと人権についても、事件や課題はたくさんあり、このテーマでも定期的に論文を書きたい。が、ひたすらシンデレラになるかならぬかの毎日では厳しいなあ。今日も午前は勤務校、午後は事務局、晩は県内のそうそうたる顔がならぶ集会の末席に。夜中は、自宅でやり残した仕事。◆移住連機関誌『mネット4月号』は、特集「外国人生徒の進学問題」。やっぱ乱読はやめられない。◆タイトル「かきくけこ」は、自己紹介のキーワード頭文字。「か」は「かけっこ」の「か」。つまり、長距離選手だったという話。体型も脚力も今は昔だけど、気持ちは今もlong distance runner.

2014年4月2日水曜日

2711、世代交代

kurochan@PAD【4月1日】
◆ベンツがボスを降りた高崎山。20数年ぶりに訪れる。前回は一人で行き、一人で猿を眺め続けていたが、今日はこどもたちを喜ばせる。義父も若い頃来たというから、何重かの世代交代。◆新年度が始まる。僕は勤務校もどうやら事務局も残留だが、同僚たちとの別れと出会いはこの春も繰り返される。とりわけ、県立高校の教員は50代が半数で、10年後には大きく世代交代。◆母が逝き一年。僕はなにも変わらず。善きにつけ悪しきにつけ。それでも時とともに世代交代は進んでいく。◆28日に考えた活動方針案骨子を、明日はグッと肉付けしたい。明後日には勤務校の校務もあれこれ決まるし、一気に仕事モードに戻る。なかなか進まぬ世代交代もある。

2014年3月30日日曜日

2710、船出

kurochan@スマホ
◆名ばかりのリフレッシュ休暇も、31日は本物。さて、南港から我が家と義父母が向かうのはどこでしょう?

2014年3月28日金曜日

2709、あべしゅしょうの宣言「差別と戦う」

kurochan@PC
◆安倍首相ではなく、浦和レッズ阿部主将の言葉だ。差別横断幕に対する対応責任を問われ処分されたレッズの無観客試合で彼はこう宣言した。「私たちはサッカーを通じて結ばれた仲間と共に、差別と戦うことを誓います」。差別を決して許さないという決意は、選手やサポーターだけではなく、安倍首相も含めてすべての人々に求められる。差別を許さない取り組みは、競技場や周辺敷地だけではなく、ネット上も含めてすべてのエリアに求められる。群馬地裁も大阪高裁も静岡地裁も動き出した。人権を守る闘いはまだまだこれからだ。◆3月はさすがに忙しい(3月もかな?)
学年末考査と入試、成績・学級費清算・教室整備、中学校訪問や家庭訪問、県外教総括会議や在日外国人生徒交流会、事務局仕事は年度末まで午前様状態だしね。智辯学園奈良カレッジ中1〜高2人権講演会でも語らせていただいた。熱心に聞いてくれました。◆奈良県内でも、複数高で定数内不合格。「定数内不合格」は決して「普通」のことじゃないんだと、若い教員に伝えたい。時代の流れなのか、懐の深さを保てない余裕のなさなのか、「足りない者は切り捨てられる」ということがまかり通れば、うちひしがれ、ふりまわされ、使い捨てられる人々の嘆きが、結局は真綿のようにすべての者を窒息させてゆくに違いない。もうすでにそんな世の中だけど、「足りない者には、厳しさを味わわせなければならない」という大人の割り切りや諦めが社会全体を、そしてあなた自信を追い詰めていることに気づいて欲しい。せめて「耐え難い」と思って欲しい。◆亡母の1周忌をとりおこなう。母は僕の中でまだ生きている。そして心はどこか落ち着かないままだ。◆ショックだったのは、人間
ドックでのメタボ警告!ウェストとウェイトを減らすのだ。保健指導でもらったプレゼントは、
何とメジャー!◆最近、面白いと思ったのが『12歳からのスマホのマナー入門』『家庭や学級で語り合う スマホ時代のリスクとスキル』『日本の教育はまちがっている!—グローバル化時代に生きために』『フード左翼とフード右翼』。斎藤貴男の『戦争のできる国へ−安倍政権の正体』はいつもながらさすがだ。それと『アンネの日記』も改めて読んでいる。でもね、世界も金曜日もその他数々の定期購読図書もなかなか読めないのだ!

2014年3月2日日曜日

2708、ある精肉店のはなし

◆映画『ある精肉店のはなし』の上映会が近場であり、纐纈(はなぶさ)あや監督の講演、映画に登場する北出昭さんの和太鼓演奏もあって、今日の午後は大変貴重な学びの場となった。祝島にしても屠場にしても、「限られた情報で固定化されたイメージ」ではなく、頭での理解では得られない現地での出会いから得られるものを伝えたいという監督の話にも大変納得。約20年前、ムラの小さな屠場や近代的な食肉加工工場を訪れ、現場で感じ考えたことと合わせ、平場から発言させていただいた。この映画もお薦めだし 、纐纈監督の今後の作品にも大いに期待する。◆先日、映画「SAYAMAみえない手錠をはずすまで」を観る機会もあった。長年狭山闘争に取り組んできた人には不満を持つ人もいるようだが、石川夫妻や兄夫妻の素顔を描き、未解決の冤罪事件というタッチながら、実は被差別の厳しさや願いが写し込まれている。◆在日外国人生徒交流会「El  festival」、大雪で立ち往生、ソチ五輪のドラマ、東大寺学園中高職員研修、特色選抜入試・帰国生等特例措置、なら国際こどもフォーラム、そして勤務校の卒業式。もちろん授業や学年末テスト、会議やそのための資料作り、様々な集会への出席など、午前様が続くますます多忙な毎日。空いた時間は、新聞スキャンや読書に励んでいる。◆でもね、でもね。退職までの10年間にやりとげたい仕事、退職後を見通した研究・実践の積み重ね、家族の近未来設計を見失いたくないんだよね。

2014年2月7日金曜日

2707、「明日、ママがいない」

kurochan@PC ◆朝日の2月2日、大阪本社版と東京本社版に、正反対の投書があった。大阪版では中止を求める投書、東京版では打ち切り反対の投書だった。どちらの意見ももっともなように感じはするが、大切なのは、視点をどこにあわせるかだと思う。表現者の意図なのか、表現される者たちの実際なのか。僕は、当事者の子どもたちを苦しめる表現など、いくら言い訳しようが、表現者を気取る者の自己満足ではないかと思う。えてして表現者を気取る者は、自らの表現を縛るものを攻撃したがる。沈黙を強いられる者たちの痛みにあまりに鈍感だ。その痛みに応えようとする表現こそが表現の名に値するのではないか。「表現の自由」といいながら、他者の「表現の自由」を圧殺していることに気づけない点において、ヘイトクライムと同じ構造ではないかと考える。実際の子どもたちを沈黙させ、頭をたれさせるなら、大手マスコミによる独りよがりの「社会的いじめ」といってよいだろう。本人が「ポスト」と呼んでくれという設定は、あくまでシナリオであり、水平社宣言のような「ポストであることを誇りうるときがきたのだ」 という当事者の立ち上がりとは無縁だと思う。幼い子どもは時として残酷であり、深い意図をくみ取れずに、残酷な言動をコピーする。言論封殺には断固闘うつもりだが、この番組が子どもたちに与える負の側面が心配でたまらない。みなさんは如何お考えだろうか?

2014年2月2日日曜日

2706、大阪城イルミネーション

kurochan@スマホ
◆大阪城3Dマッピングスーパーイルミネーションのベストポジションは、ブルーウェーブを抜けたところの小さな三角広場の先にある黄色いチェーンの手前の黒い台。大阪城、ブルーウェーブ、ジュエルイルミネーションがすべてばっちり見えます。レギュラーチケットではベストポジションだろうな。

2705、スイーツビュッフェ

kurochan@スマホ
◆ホテルニューオータニ大阪で、スイーツビュッフェ。まずまずってとこかな?美味しいものは美味しく、その他はそれなりに。パスタもほしかったけど、今日はなし。この後、大阪城3Dマッピングスーパーイルミネーション。雨も上がり暖かな昼下がりで、やれやれの家族の日。◆橋下も籾井もさっさと退場しなさい。経営委員も、それを選んだ政治家もね。

2014年1月31日金曜日

2704、畝傍高校とPCクラッシュ

kurochan@スマホ【1月30日(木)】
◆29日は畝傍高校二年生人権集会で話す。約90分の長く密度濃い講演を行儀よく聞ける生徒たちに感心。◆PC関連で凹むことが続くとホントしんどい。一ヶ月前にPHDがクラッシュし、相当数のデータを消失したが、今度は買って間もないPCがシステムエラーで立ち上がらない。工場出荷でもデータ実害はないけど、面倒この上ない。リカバリーディスクはやっぱり作っとかなきゃ!とあるアプリのアップデートがどうやらきっかけ。Win8.1に対応してなかったのかな?昨日の講演の後だったのが何よりだけど。

2014年1月28日火曜日

2703、金尚均さん

kurochan@PC
◆第48回県外教学習会。高校生の作文朗読に励まされる思いをした後、龍谷大学法科大学院教授の金尚均教授による「ヘイト・スピーチと人が『傷つく』こと−人種差別撤廃条約に関連して−」と題した講演でした。難しい法律の話を平易な言葉、身近な例え、良く通る声で、明解に整理してお話しされたのですが、その内容についてポイントだけ簡単に記します。ヘイトスピーチに関して、3つの事を話されました。1つめは、在日朝鮮人として幼い頃の被差別の記憶が再現されたことによる落胆。2つめは、襲撃された朝鮮学校に通わせていた子どもさんのアイデンティティ形成が傷つけられた憤り。3つめは、法学者として、ヘイトスピーチをどうみるべきか。3つ目について特に詳しく語られたのですが、ヘイトスピーチ規制を「表現の自由」と対立するものとして捉えるのではなく、法の下の平等に照らして捉えるべきと話されました。特定個人・特定団体への誹謗中傷は「名誉毀損罪」「侮辱罪」となりますが、不特定者に対する属性批判も、被害者がいないとは言えず、むしろ
攻撃された属性を有するすべての人を傷つけ貶めることになります。部落差別をもとにした結婚差別が、
特定個人の問題としてではなく、出自・門地という属性を貶める悪質さで批判されるべきであるように、ヘイトスピーチは、特定個人への攻撃としてではなく、法の下の平等を侵す属性攻撃として捉えるべきというわけです。「人権」というものをどうとらえるかについても、個々の人権というタテの見方だけではなく、属性というヨコの見方をするべきだという見方に、大変惹かれました。こう書くと、堅い話になるんですが、マイノリティでもある金さんの思いと冷静な思考が、平易な言葉でこちらの胸と頭にすっと入ってきたんですよね。関連の講演もいろいろと聞き、関連の書籍もずいぶん読んできましたが、今日は新たな視点を明解に提示されたとの思いを強く持っています。◆右膝の関節炎で突然歩行困難になったが、整形外科で応急手当でかなり回復。運動不足と久々のWiiFitで毎夜燃えてます。

2014年1月17日金曜日

2702、阪神淡路大震災と水平社宣言

kurochan@PAD
 ◆相変わらず、というよりますますハードな毎日だけど、今週は日本史の授業以外にしゃべる機会が大変多かった。火曜日、県外教合同会議の研修で「ヘイトクライムの現状」と題してプレゼン。水曜日、人権ホームルームで水平社創立のビデオをみせて少し解説。木曜日、4クラスすべてで阪神淡路大震災時に救援活動をしていたときのことをプレゼンで熱弁。放課後は、来週の人権ホームルームの展開について学年研修で提案。金曜日、三重県立水産高校で「インターネットと人権」と題してプレゼン講演。◆その中でふと思ったのが、水平社宣言の「人間を労(いたわ)る」のではなく、「人間を尊敬する」という精神が、被災地での救援活動でも大切なポイントだったということ。個人Webサイトにも書いた、被災者にもらった菓子パンを、あえて美味しくいただいたという話は、「労る」という残酷さに気づいた話だったのだ。◆三重県立水産高校での生徒のみなさんは、ホントによく聞いてくれました。最初はまだ暖かだった体育館も、少しずつ冷えてきたけど、最後まで前を向いて聞いてくれましたね。ありがとう。I 先生も大変お世話になりました。◆映画『ジャッジ!』を妻と観た。ダサくて、愚直だからこそ、人に原点を気づかせる。そんな愚直で楽しい映画。ただし、ゲイの描き方は、ステレオタイプ。小説『永遠のゼロ』を読むと、確かに「構成」のプロだと感じるし、文章も読みやすい。それでも、戦争美化の歴史歪曲確信犯ともいえる作者にすり込まれてなるものかと思う。さすが宮崎駿さんの百田批判はヒコーキ好きだっただけにズバリだね。

2014年1月8日水曜日

2701、三学期始まる

【1月7日】
kurochan@スマホ
◆子どもたちの温水プールで締めくくり、帰路に就くや否や、チェーン外しに失敗。JAFにきてもらうと、内側に絡んだチェーンが、ブレーキオイルチューブを切断する寸前だったとのこと。これまでチェーン着脱はスムーズにしてきたのに!これからは高ついてもスタッドレスだ。◆親戚一同の新年会の翌6日朝からは、一気に仕事モード。今日7日は始業式、課題テストで、午後から事務局。昨日も今日も深夜帰宅でございます。

2014年1月3日金曜日

2700、ゲレンデなう

kurochan@スマホ
◆二度としないと誓ったスキーだけど、結局滑ってます。

2014年1月2日木曜日

2699、池の平

kurochan@スマホ
◆スキースクールで、子どもたちも大喜び!朝四時前にはマイカーで出発し、昼までに到着。三男八才はスキーデビューだったけど、転倒しながらもご機嫌でリフトに繰り返し乗っていました。、ところで、ビールが高いのは辛いねえ。

2014年1月1日水曜日

2698、今年もよろしくお願いします

kurochan@スマホ
◆尾木直樹はテレビ向けのサービスしながらも筋の通った本物の学者だろうと期待していたが、あの「体罰=笑」を刷り込む「ガキツカ」に出演。なさけなや〜。春香クリスティーンの方が筋通ってるよ。◆愚痴で始まる日々雑感。今年もよろしく。民主主義、民主社会の再建だ!