2012年12月21日金曜日

2620、マヤ文明とLINE

kurochan@PC
◆勤務校でも、我が子らの小学校でも、今日は2学期終業式。今日が、冬至で、マヤ暦の節目の日(長期暦=13バクトゥン=約5130年の最終日)というのも面白い。「世界滅亡」などというナンセンスな迷信を振り回したり、振り回されたりする人々もいるが、1学期の世界史のテストに、マヤ遺跡から7000年先までの記述が発見された記事を出題したら、地球滅亡説に不安を感じていた生徒たちが「安心しました!」と書いていたので、案外不安を感じている人は身近にいるかも、という気がする。さて、マヤ遺跡はkurochanも94年末に旅して歩いた思い出いっぱいの地。ユカタン半島のメリダやウシュマルでの出来事は、「メキシコ放浪記」に少し書いたが、できればまた訪れたい地だ。メキシコの人々は明るく親切だし、飯も美味いし、テキーラも美味い。ストリートチルドレンや物乞いの老人が今も沢山いるのだろうかとそれが心配だが。北朝鮮・中国・日本・韓国と、矢継ぎ早に新政権が誕生しているが、東アジアを滅亡させかねない妄言を振り回したり、振り回されたりする人々こそ、滅亡、いやいや退場願いたい。◆コグレマサト+まつもとあつし著『LINE なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか?』(マイナビ新書、2012.11)が面白い。まだまだ変化発展していく気配のLINEだが、フェイスブックやツイッターといったSNSがオープンでパブリックなのに対して、クローズドでプライベートなネットコミュニケーションをカジュアルにというコンセプトが、東日本大震災によってその開発意図が強化され、「LINE」と命名されたという話などは、なるほどと頷ける。出会い系目的のID交換非公式掲示板が横行したり、古いケータイ番号が登録されて見知らぬ人とつながってしまったり、クローズド故の中傷・差別書き込みが心配されたりといった危惧もあり、今後の授業や講演で問題提起していきたいと考えている。IPなりすましによるPC遠隔操作、詐欺オークションのペニオクなど、対策急務のネット関連新課題は続々と登場している。2ちゃんねる元管理人書類送検などは、単に違法薬物売買投稿放置を幇助として罪を問うているに過ぎず、根本的には「ネット空間での差別偏見ばらまき放題」を幇助している罪をこそ問うてもらいたい。そのためには、やはり差別禁止法制定が必要なのはいうまでもないだろう。◆年末は28日まで仕事だが、明日からは大掃除と年賀状作成で、慌ただしい3日間になりそうだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿